2024.11.13
行政書士試験後のショックから
行政書士試験が終わり、記述抜180点を超えている方は素晴らしいですし、今後の過ごし方や計画が立てやすいと思います。
一方、絶望感で終わったままの場合は習慣化していた勉強をもうやらなくていいと思う時と、やっぱり続けていった方がいいか
悩んだり、もう資格の勉強はやりたくないと思う日もあるでしょうし、やっぱり諦めたくないと思う日もあると思います。
普段仕事や家事、育児、介護etc・・合間を縫って勉強されてきた方が多く、「またこれをやるの??」と苦しい気持ちにしかならない時期でもあります。
スキルアップや肩書のために頑張りたいという気持ちがあったら前向きでとても良いのですが、行政書士試験のしんどさを知っている人ほど勉強を始めた時の志から遠のいてしまうことがあります。
そこで今回は現在何とも言えない思いを抱えている方へ今後の方向性について書きたいと思います。
残念な結果の場合、非常に落ち込むと思いますが、他に自分に縁がある道があるかもしれないし、別の職種につく未来のための通過点になっているかもしれません。行政書士にならず他の仕事を選択してよかったという結果になる場合もあると思います。
まず、行政書士試験を受けようと思った個別具体的な理由があればそれを振り返ってみて下さい。
①独立開業したい➡「絶対独立開業したい!!」という強い信念のもと勉強されている方はもう心から応援の気持ちしかないです。
行政書士業務は多岐に渡り、すごく勉強が必要で、非弁行為があってはならないので開業してからもものすごく知識が必要になってきます。受験回数が多い方が民法、会社法、行政書士法に触れる時間が多くなり、開業後その努力が発揮されることになると思います。
加えて行政書士登録をしてから特定行政書士を目指される方は行政法の知識が記憶に新しい方が絶対良いですし、長期間各論点に触れてきた方が実務で活かせると思います。
「もう行政書士試験の勉強は懲り懲りだ・・でも独立開業したい」という方は法人設立など他の選択肢もありますので、当事務所にご相談下さい。
②ただ資格を取得したい➡今後も現在の仕事を続ける予定であればまずはゆっくり休んでまた挑戦したいか自問自答し、自分の意志で決定するのが良いと思います。合格してもそれだけでご飯が食べられるわけではありません。生活を維持していけるか、収入を確保できる状態を作れるかが合格後もカギになってきます。
③宅建やFPなど他の資格を取得後挑戦した➡まだ余力があったり今後余力が出てきそうな場合には徐々にまた始めて合格を勝ち取ってほしいです。もう行政書士試験の勉強をやりたくないと思う場合は、現在の仕事で必要性があるかの有無、今後どうしていきたいかで一旦休んで行政書士試験から離れ、未練があればまた戻ってくると良いかなと思います。ちなみに私は産業廃棄物処理業務に携わっているので行政書士資格の必要性の有無は有でした。
上記のことを書きましたが、私自身試験後は恐怖でSNSを見れませんでした。「こんなに勉強頑張ってきたのに自己採点でダメだってわかったらまた勉強しなきゃいけない・・絶対ムリ」という気持ちでテキストやら何やら目に入るものは全部捨て、一般知識だけは試験後2週間ほどで採点をして足切りでないことだけ確認し「行政書士試験カテゴリ」から退場しました。戻ってきたのは元旦くらいだったと思います。なので年末年始の休みが全然気持ちが休まらず失敗したなという気持ちがあります。
上手くいかない時や疲れ切っている時は、どんな言葉も耳に入ってこないと思いますが、時薬で時間の経過とともに何か見たり聞いたりしてみようと思うようになった時にお読み頂けると嬉しいです。
一旦は勉強から解放されてやりたかった事を思いっきり楽しんで下さい(^^)/