京都四条烏丸の行政書士事務所

コラム

2025.09.26

2025年行政書士試験の記述予想

こんにちは☺朝晩ようやく涼しくなってきましたね。行政書士試験まで残り1ヶ月とわずかになりました。受験される方は毎日仕事、家事育児、介護etc…合間を縫って勉強されてると思います😿勉強することがすごいです!私は今は全く勉強してません。本を読むことも苦手だし、運動の方が好きです。机にじっと座るって大変な作業・・心からリスペクトと応援します!

私は行政書士試験の講師ではないので僭越ですが、勝手に今年の行政書士試験の記述予想をしてみたいと思います。微力の中の微力ですが受験生の方の何か一助になったら嬉しいです!(^^)!

【民法】

ここ数年の出題傾向を見ると、2025年は「改正民法の重要論点」や「典型的な記述素材」が中心になると予想されます。

① 時効(消滅時効・取得時効)

消滅時効の完成猶予・更新の違いを説明させる

債務承認による更新の効果

占有開始時点・善意無過失といった取得時効の要件

「AがBに対して有する債権が5年間行使されず、Bが時効を援用した場合の効果について説明せよ」といった形式も狙われる⁉

② 詐害行為取消権

債務者が第三者に財産を移転した場合、債権者がどのような手段を取れるのか、要件と効果を簡潔に書く出題が考えられます。

たとえば「Bが唯一の財産をCに贈与した場合にAが取り得る手段」を問うような問題では、「債権者は、債務者が債権者を害することを知ってした法律行為を取り消し、原状回復を請求できる」といった書き方がポイントになります。

③ 遺留分侵害額請求権

相続分野も要注意。改正後は「物権的請求」から「金銭債権」へと性質が変わった点が狙われやすいです。

「遺留分を侵害された相続人がどのような権利を行使できるか」を記述させるパターンが濃厚です。

【民法の記述対策ポイント】

・ 条文の文言をできるだけ使って書く練習をする

・「要件」と「効果」をセットで整理する

・過去問+αで、自分で記述問題を作って書いてみる

【行政法】

ここのところ「行政事件訴訟法」からの出題が続いていますね。考えられるのは、

① 不作為の違法確認訴訟

② 住民訴訟

行政手続法からだったら

③聴聞

④意見公募手続

【行政法の記述対策ポイント】

・訴訟の「要件」と「効果」を正確な条文用語で書けるようにする

・不作為・住民訴訟・取消訴訟の違いを整理しておく

・判例の文言を写経して記述練習をする

おわりに

民法も行政法も、記述は「条文や判例の趣旨を正確な言葉で書けるか」がカギです。記述はかなりの得点源なので最初に解く方もいますよね。本試験は余裕は全くないので深呼吸して気持ちを整えてパニックにならないことが大事です。以外にもGWに勉強していたことを思い出すことができたりもします。勉強したことは無駄にはならないので残りの時間に焦るよりも、今まで積み重ねて勉強してきたことに対して自信を持って取り組んでみて下さい!

このコラムをお読み頂いた方全員が合格しますように!(^^)!