コラム

2025.04.14

京都でカフェを開きたいけどどうしたらいい?

「京都でお洒落なカフェを開いてみたいな!でも、京都市は景観や用途地域の規制が全国でもトップクラスに厳しいから、どうやってやればいいんだろう・・・」憧れと現実で悩んだりしますよね。今回はカフェを開業したい方向けの記事を書いていきたいと思います。カフェや飲食店を開業したい方はまず、現在の地価の高騰、物価の高騰(主にお米、食料品、光熱費)の中でお店を回していけるかどうかを考えることが最重要事項です。経済の動向が乱れている今は準備段階として、値上げなどが色々落ち着いて来た時に始めることも大事です。物価が落ち着いて来た時にすぐに動けるようにその準備段階でお店のコンセプトの明確化をしたり、物件探しをしていくと良いかな思います。

◆コンセプトの明確化とは?

・どんなカフェにしたいか(例:和風、ビーガン、スイーツカフェ、テイクアウト専門など)

・ターゲット層(学生、観光客、地元の主婦層など)

・場所(観光地の近く?住宅街?オフィス街?)

※経営計画、事業計画をきちんと立てる。どのぐらい集客できるか、売上の予想が立てられるか、集客方法の検討(SNS、Googleマップ、食べログ、インスタ広告など)を細かく行う。補助金申請や融資で必要になることが多いので事業計画書は作成しておくとgoodです(^^)/)

◆京都市でカフェ物件を選ぶときのチェックポイント

①用途地域の確認

カフェ営業には「飲食店営業」ができる用途地域が必要。

・「商業地域」「近隣商業地域」「準住居地域」「準工業地域」などならOK

・「第一種低層住居専用地域」はNGの場合が多い(住宅街の真ん中とか)

【京都市の用途地域マップ】

京都市 都市計画情報提供サービス

②景観条例の確認

京都市は「外観」「看板」「色使い」などにも厳しいルールあり。

→地域により色や素材の指定がある。

→改装時には「景観条例に基づく届出」が必要な場合も。

③保健所・消防署との事前相談

営業許可が取れるか、設備基準を満たしているかチェック。

→排水・シンクの数・手洗い場の設置などがルールで決まってる。

→ガス器具や調理器具のレイアウトも確認される。

→必要に応じて「防火対象物使用開始届」なども。

④居抜き物件の活用

すでにカフェや飲食店だった物件を借りると、初期費用も抑えられるし、許可取得もスムーズ。

※ただし、設備が古い・許可がそのまま使えないケースもあるので要注意。

⑤不動産屋選びが超重要

京都の飲食OK物件に強い不動産会社を使うのが◎

→一般のポータルサイトよりも、店舗専門の業者や「テナント京都」みたいなサイトが参考になる

◆開業の手続き

1.個人事業主 or 法人の選択

→ 開業届を税務署に提出

→ 法人なら会社設立

2.営業許可申請(保健所)

→ 「飲食店営業許可」が必須

→ 事前相談 → 図面提出 → 現地検査 → 許可証交付

3.食品衛生責任者の選任

→ 持っていなければ1日講習を受けるだけで取得可能or調理師免許取得者はなれる

4.火の使用がある場合消防署への届出

→ 防火管理者の選任などが必要になることも

◆資金計画・補助金について調べる

• 初期費用(物件取得、内装、設備、仕入れ、人件費など)を算出

• 日本政策金融公庫や創業支援制度、補助金(例:小規模事業者持続化補助金)を検討

 

お店を開くって結構やることがたくさんありますね・・・当事務所では、飲食店開業のサポートをさせて頂いております。お気軽にご相談下さい(^^)/

飲食店営業許可申請 | りら行政書士事務所 | 京都 四条烏丸の行政書士事務所

年末あたりに物価が落ち着いてきたり、景気の雰囲気を肌で感じながら「お店を継続することができるな」と思った時に踏み出すのが良いかなと思います。

私はとにかく値段を気にせずお米をたらふく食べたい☺