コラム

2024.12.03

宅建から行政書士を目指すために

11月26日に宅建試験の合格発表があり、SNSを見ていてどちらの結果でも感慨深かったです。受験された方々本当にお疲れ様でした(^-^)

受験後あるあるで、更なるスキルアップのために他資格を目指す方が多くいらっしゃいます。

不動産関係でいうとマンション管理士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者etc…不動産のプロフェッショナルですね。

私は、宅建受験後に行政書士試験の勉強を始めたので今回はそのことについて思いついたことを書きたいと思います。

-宅建試験⇒行政書士試験の勉強を始めた時の気づき-

①単純に勉強量が増える、テキストを購入するコストも増える

最初はきつかったです。本を読むことが大の苦手なので「うわっっ・・こんな分厚い・・・」

Xで多くの方が「行政書士試験は肢別(アシベツ)」とポストされていたので、訳も分からずただ肢別本を買いました。

「重たい・・・」

実はFP試験の後に、宅建試験の勉強を始めたのですが、そのすぐ前に行政書士試験の過去問集を買いました。何となく、やってみようかな・・・という安易な気持ちで手に取りました。

でも行政書士試験の過去問集を買って帰ってサッと開いた途端に難しそうで吐き気がしたので、その日に返品しました。それでそのあとは宅建試験の勉強を続け、宅建合格ののち行政書士試験の勉強を始めました。

本の分厚さに耐えられない場合は、論点ごとに分かれているテキストを購入したり、肢別もとりあえず購入するとLECの場合はアプリをダウンロードできますので、あとはスマホで行い、肢別本で勉強しない方法もあります。(合格革命は私の時はアプリのダウンロードはありませんでした。合格革命派の方々は本で勉強されていました。)

 

②行政法のはじめの部分が何を言ってるかわからない

法律初学者の私の意見です。繰り返し視聴したりしていずれは分かってきますが、行政法の最初の入り口が「行政法総論」で、

最初に聞いた時「は?」「え?」で終わりました。つまらないし何にもわからないけれど国家賠償法まで行ってまた戻ってくると薄っすらわかり(本当に薄っすらです。だから何だよ?という感じでしかないです。)、回数を重ねると段々分かってきます。

私はどちらかというと若干ですが数字や描写が得意なので、画像を頭に記憶して文章ではあまり覚えませんでした。

 

③民法が被る

宅建試験の民法から行政書士試験の民法になると、基礎からさらに肉付けされてボリュームも増えます。

ただ盤石な基礎固めはどちらも同じです。基礎が重要です。基礎が出来ていると入りやすいかと思います。

質権や先取特権、譲渡担保、債務引受etc・・・出題範囲は増えますが、ゼロからのスタートより入りやすい感覚がありました。

日々の生活の中に民法を取り入れることが合格のカギだと思います。記述も択一も事例形式で出るので「損害賠償」だの、

「不法行為」だの、民法を意識していると常にケンカ体制でいないといけませんが、客観視して取り入れていくという感じでしょうか。それが民法の解きやすさへと変わっていくと思います。

④憲法は早めにとりかかる

憲法は判例に慣れるために早めにやっておくと夏ごろの自分に感謝されます。「あんまり早く勉強しても忘れてしまいそう・・」と私自身も思いましたが、尊属殺人やグーグル訴訟など記憶に残る判例はいつまでも覚えています。読み物が趣味である場合は、勉強というより趣味の時間になると思います。夏や秋は行政法と民法でいっぱいいっぱいになるので早めがおススメです。

⑤基礎知識は早めにとりかからない

私が受験した時は基礎知識は一般知識と呼ばれており、そのために早くからニュース検定や速攻の時事を購入してましたがやらなくて良かったです。そこから出題されていたのかも分からないし役に立っていたかもわからない、直前期に見ることもありませんでした。各予備校の講師陣が試験が近くなると無料で基礎知識の出題予想の動画やブログをアップして下さいます。それで十分です。

ざっくりですがこのような感じです。苦手意識があっても行政書士試験に興味を持たれた場合は、誰もが最初は「こんな勉強しなあかんの?」となるので自分だけではないと思って挑戦してみて下さい(^^)/

また、当事務所では合格後の独立開業支援もしております。HP,LINE,Xよりお気軽にご相談下さい。

人生一度きり、悔いのないようにってどういうように?ですが・・・悔いのないように☺